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施設・設備紹介建設材料システム系

万能試験機

万能試験機は、コンクリートや鋼材などの建設材料に圧縮あるいは引張力を与える装置です。この装置を用いて、建設材料の強度特性を把握することができます。最大2000kN(204tf)まで力を作用させることができます。測定結果は、コンピュータに自動的に記録されます。

恒温養生室

コンクリートを練り混ぜてから数時間経つと、硬化が始まります。普通のコンクリートの場合、使用可能な強度を有するまで、約1カ月(28日)かかります。 この間、コンクリートは適切な温度あるいは湿度の下で、水中にて養生される必要があります。

恒温養生室は、一定温度下でコンクリートを水中養生させておく部屋です。水槽の中にコンクリートを入れ、養生します。水槽温度は一定に保たれており、20℃から80℃の範囲で設定可能です。

赤外線水分計

コンクリートは、水、セメント、砂および砂利などで出来ていますが、配合によって、コンクリートの性質が大きく変わります。砂には通常数%の水分が含まれています。この量を正確に把握しておかないと、砂と水の混合割合が日によってまちまちになり、実験結果のばらつきが生じます。

これは、砂の含水率を測定する機械です。

ミキサー

配合をきちんと設定しても、コンクリートの練り混ぜをしっかり行わないと、きちんとしたコンクリートはできません。なので、練り混ぜ作業は案外大事です。大体一実験あたり100リッターぐらいのコンクリートを練りますが、昔ながらの手練りでは時間がかかり、練り混ぜ最中に硬化が始まってしまいます。これはモルタルミキサーですが、100リットルの量を数分で練り混ぜることが可能です。