平成21年度
建設システム工学科長
原田 守博
建設システム工学(Civil Engineering)は,人間生活や産業活動に必要な交通・水資源・エネルギーに関わる社会基盤施設,そして治山や治水など国土保全に関わる理論と実際を研究する学問です.この数十年,社会基盤施設の建設はわが国の発展を支えてきました.近年では,低コストで質の高い工法や,環境・福祉・省資源に関連した技術がクローズアップされるとともに,自然災害から市民生活を守るため一層の対策が求められています.
建設システム工学科では,こうした時代の変化や社会的要請に応えるため,確固たる基礎学力のもと,社会基盤整備と環境保全のための技術を総合的に学修できるカリキュラムを整えています.これまでの卒業生は9600名を越え,中部地方を中心に官公庁から民間建設会社まで各方面で活躍しています.最近では,「徳の教育」「知の教育」「技の教育」について学習・教育目標を掲げ,学生一人ひとりに即した教育を実現すべく力を注いでいます.
高校生の皆さん,社会に貢献するシビル・エンジニアをめざして,名城大学建設システム工学科で学びませんか.本学科では,JABEE※の認定を得たことにより教育システムと教育レベルが認められ,卒業と同時に有用な国家資格である技術士補になることができます.また,公務員試験対策や進路指導にも力を入れています.本学科で学ぶことによって,必ずや「街づくり」や「環境保全」に関するスペシャリストになることができると思います.
※ 日本技術者教育認定機構