新潟県中越地震の被害調査概要(2004.11.3)

2004.10.23に発生した 新潟県中越地震の被害調査を名古屋大学の中野正樹氏とともに11月1日と2日の2日間で実施しました。初日には長岡科学技術大学の大塚悟先生にご同行いただきました。調査行程は以下の通りです。

1日目:大阪伊丹空港→新潟空港→(北陸道にて中之島見附IC)→刈谷田川堤防→越路町河川公園→上越新幹線脱線現場→妙見堰信濃川堤防→川口町→小千谷市塩殿→(柏崎市泊)

2日目:柏崎市→国道291号沿線の被害(柏崎市深沢地区・小国町・渋海川護岸等)→関越道小千谷IC付近→小千谷市・JR東日本の信濃川発電所・上部貯水池→長岡市・高町団地→(北陸道を経て)→新潟空港→大阪伊丹空港

地震発生からすでに10日あまり経過しているので、堤防で被害の大きかったところはすでに復旧工事が終えているところが多かった(北陸地方整備局HP参照)。斜面崩壊に関しては、もちろん自然地山が崩壊している箇所はたくさんあるが、道路の崩壊現場や宅地の崩壊現場をみるとやはり盛土部の崩壊箇所が多い。河川敷を除けば、液状化している箇所は、マンホール周辺等で埋め戻し土の液状化がほとんどであった。

以下に調査各地点の写真を掲載します。また,調査地の概要図はこちら(地図中の番号は下記の各地点の番号です)

1.刈谷田川堤防

2.越路町河川公園

3.上越新幹線脱線現場

4.妙見堰信濃川堤防

5.国道17号線天納付近

6.川口町

7.塩殿の斜面崩落1

8.塩殿の斜面崩落2

9..柏崎市深沢集落

10.小国町武石付近

11.渋海川護岸

12.小国町と小千谷市の境界付近

13.関越道小千谷IC付近

14.JR信濃川発電所用地内盛土

15.JR信濃川発電所上部貯水池

16.長岡市・高町団地

以上

 

小高のホームページ

岡研のホームページ