第53回地盤工学研究発表会(高松)において技術展示に出展             

平成30年7月24日〜26日、第53回地盤工学研究発表会としてサンポートホール高松で開催されました技術展示コーナー(主催: (公社)地盤工学会)に名城大学と(株)建設技術研究所の合同で出展しました。

2期6ヵ年(1期目H24〜26年度,2期目H27〜29年度)にわたって国交省から受託されていました河川堤防に関する大型研究プロジェクトが終了したことにともない,研究代表(名城大・小高猛司)と副代表(建設技術研究所・李圭太)が所属する2機関の合同で,主な研究成果の公表を目的として出展したものです。

本展示ブースのメインイベントは25日12:30から実施した堤防模型浸透破壊実験の実演でしたが,当日は展示ブースの前を埋め尽くす大勢の皆様にお越しいただきました。給排水設備の揃っていない実験室外での実演は始めてでしたが,大学の実験室で何度も予備実験をしてから当日にのぞんだ結果,当日の実験は無事成功しました。会場にお越しいただきました皆様大変ありがとうございました。

通常,学会の技術展示は,企業などの法人会員(地盤工学会では特別会員)が営業ならびに広報目的で実施することがほとんどですが,今回は大学の研究室が研究成果の公表を目的として,しかも学会発表会場では決してできない模型実験の実演などを試みるなど,技術展示の新しい可能性を提案することができたと思っています。

 

浸透実験模型を据えた展示ブース 大学院生による来場者への研究説明の様子

 

大勢の来場者が見守る中での浸透破壊実験の様子 名城大学×建設技術研究所の展示スタッフ

 

技術展示開催前日の模型作製の様子
研究で実施している模型実験と同じものを再現するために,実験室と全く同じ条件で4時間かけて作製しました。

堤体材料の含水調整 (前日15:00) 厳密に間隙比管理するための区分けによる築堤
間隙比を徹底管理して締固めた後の規程法面の削り出し 模型堤体の完成 (前日19:00)