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主たる開講科目の紹介建設材料システム系

主要な担当専門科目

建設材料学

建設材料とは、土木構造物を建設したり補修補強を施したりするための材料です。代表的な建設材料として、コンクリート、鋼材が挙げられますが、近年では補修補強材として炭素連続繊維シート(CFRP)やエポキシ樹脂などが使用されています。本授業では、これらの建設材料の材料的性質について講義を行います。


電子顕微鏡によるセメント組織の写真


硬化コンクリートの断面

複合材料工学Ⅰ・Ⅱ

コンクリートは引張に弱く、鉄筋は錆びやすいという欠点があります。これらの欠点を打ち消すために、鉄筋を埋め込むことにより補強されたコンクリート(鉄筋コンクリート)が一般に使用されます。本授業では、鉄筋コンクリートの力学的性質について演習を交えながら講義します。特に、鉄筋コンクリートの、曲げや軸力およびせん断に対する耐荷性能について焦点を当てています。

建設材料リサイクル

社会基盤インフラの建設や継続的な維持管理を実施していくうえで、それに伴う廃棄物の処理および再利用する方策を考慮しつつ、効率的に運用していく必要があります。本授業では、循環型社会の推進に至るまでの背景、現状における廃棄物の資源化・再利用する方法等を解説し、循環型社会や建設材料のリサイクルの現状についての基礎理解、およびリサイクルに対する現実的な感覚を身につけることを目標としています。

建設工学実験(コンクリート実験)


コンクリートの圧縮強度試験

本授業は、建設材料学、複合材料工学、建設材料リサイクルで学んだ知識について実感することを目的としています。コンクリートの配合設計を行い、実際にコンクリートを作製し、その強度を調べます。また、鉄筋コンクリート試験体を作製し、曲げやせん断耐荷性能を調べます。