藤井 幸泰
名前 |
藤井 幸泰(FUJII Yukiyasu) |
職名 |
准教授 |
最終学歴 |
名古屋大学大学院理学研究科博士前期課程修了 |
学位 |
博士(理学),博士(工学) |
専門分野 |
地盤工学,応用地質学 |
研究課題 |
岩盤中の割れ目形成や風化・崩壊に関わる研究,歴史的構造物の保全・修復に関わる研究,写真測量を用いた地盤構造物の定量化に関する研究 |
連絡先 |
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最近の研究業績
学術論文
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Fujii, Y., Shogaki, T. and Miyakawa, M. (2018): Photogrammetric documentation and non-invasive investigation of a stone dry dock, the Yokosuka Arsenal dry dock No. 1, Japan, Engineering Geology, Vol. 234, pp. 122-131, doi.org/10.1016/j.enggeo.2017.12.022.
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石塚師也・藤井 幸泰・金子 誠・高橋 亨・松岡俊文(2017):干渉SAR解析によって推定した地表変動と地すべりブロックとの関連―白山甚之助谷周辺の地すべりを例に―,応用地質,Vol.57, No.6, pp.289-294.https://doi.org/10.5110/jjseg.57.289
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藤井幸泰・高橋 学・佐藤 稔(2016):屋久島の花崗岩亀甲石の空隙構造とその成因について,応用地質,Vol.57, No.5, pp.193-200.https://doi.org/10.5110/jjseg.57.193
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藤井幸泰・正垣孝晴・宮川真国・渡邉邦夫(2015):写真測量による旧横須賀製鉄所第1号ドライドックの記録と石材表面侵食量の測定,地盤工学ジャーナル,Vol.10,No.4,595-602.https://doi.org/10.3208/jgs.10.595
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正垣孝晴・中川原雄太・藤井幸泰(2015):富岡製糸場西置繭所の基礎と建物の変形,地盤工学ジャーナル,Vol.10,No.4,559-567.https://doi.org/10.3208/jgs.10.559
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藤井幸泰・高橋 学(2015):べレア砂岩の地質・堆積環境・物性について,応用地質,Vol. 56,pp.105-109.https://doi.org/10.5110/jjseg.56.105
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松下智昭・長田昌彦・高橋 学・藤井幸泰(2015):屋久島沿岸域の岩石露頭における単一割れ目内の充填物の年代値とその変動要因の検討,応用地質,Vol. 56,pp.2-14.https://doi.org/10.5110/jjseg.56.2
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Fodde, E., Watanabe, K. and Fujii, Y. (2014): Measuring evaporation distribution of mud brick and rammed earth, Structural Survey, Vol. 32, No. 1, pp. 32-48. http://dx.doi.org/10.1108/SS-06-2013-0025
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Takahashi, M., Park, H., Takahashi, N. and Fujii, Y. (2013): True triaxial tests – using permeability and extensional stress parameters to simulate geological history in rocks, Geosystem Engineering, Vol. 16, pp. 75-82. https://doi.org/10.1080/12269328.2013.780760
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高橋直樹・高橋 学・藤井幸泰・竹村貴人・朴 赫(2012):三軸圧縮および三軸伸張条件における来待砂岩の強度・変形特性,応用地質,Vol.53,pp.121-128.https://doi.org/10.5110/jjseg.53.121
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朴 赫・高橋 学・藤井幸泰・高橋直樹・竹村貴人(2012):来待砂岩の力学異方性と堆積構造に関する研究,その2―弾性波速度と一軸圧縮強度―,応用地質,Vol.53,pp.112-120.
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藤井幸泰・朴 赫・竹村貴人・高橋 学・高橋直樹(2012):来待砂岩の力学異方性と堆積構造に関する研究,その1―粒子配列について―,応用地質,Vol.53,pp.64-69.
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高橋 学・加藤昌治・高橋直樹・藤井幸泰・朴 赫・竹村貴人(2012)来待砂岩の3次元空隙分布と透水係数および比貯留率の拘束圧・軸圧による変化について,応用地質,Vol.53,pp.31-42.
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藤井幸泰・高橋直樹・高橋 学・竹村貴人・朴 赫(2011):三軸伸張試験で形成された来待砂岩中の割れ目の性状と形成メカニズム,応用地質,Vol.52,pp.176-183.
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高橋 学・藤井幸泰・安 昶完・朴 赫・高橋直樹・竹村貴人(2011):来待砂岩の水銀ポロシメータおよびX線CT構造解析から得られる空隙構造,応用地質,Vo.52,pp.184-191.
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竹村貴人,長田昌彦,藤井幸泰,金丸龍夫,高橋 学(2010):方解石で充填された花崗岩類単一亀裂の透水特性に関する研究,応用地質,Vol.51,pp.92-96.
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Fujii, Y., Fodde, E., Watanabe, K. and Murakami K. (2009): Digital Photogrammetry for the Documentation of Structural Damage in Earthen Archaeological Sites: the case of Ajina Tepa, Tajikistan, Engineering Geology, Vol. 105, 124-133. doi: 10.1016/j.enggeo.2008.11.012.
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Fodde, E., Watanabe, K. and Fujii, Y. (2007): Preservation of earthen sites in remote areas: the Buddhist monastery of Ajina Tepa, Tajikistan, Conservation and Mgmt. of Arch. Sites, Vol. 9 No. 4, August, 194–218.
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林 為人,高橋 学,中村敏明,藤井幸泰(2008):稲田花崗岩の引張り強さ・変形特性およびその異方性-岩石の一軸引張り試験と圧裂試験の比較を中心として-,地盤工学ジャーナル,Vo.3(2),pp.153-164.
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Watanabe, K., Maung, M.M., Fujii, Y. and Fodde, E. (2008): Evaporation measurement for the preservation of historical Buddhist Monastery Ajina Tepa, Tajikistan, Annual Journal of Hydraulic Engineering, JSCE, Vol.52, 2008.
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FUJII, Y., TAKAHASHI, M., HORI, S. (2007): Three-dimensional topography of fracture surfaces obtained by a digital photogrammetric technique, International Journal of the JCRM, 3, 29-34. https://doi.org/10.11187/ijjcrm.3.31
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藤井幸泰,渡辺邦夫,村上和哉(2007):写真測量技術を用いた文化遺産の3次元調査:アジナ・テパ仏教遺跡(タジキスタン)における修復・保全活動,応用地質,Vol.48,pp.258-264.
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Fujii, Y., Takemura, T., Takahashi, M. and Lin, W. (2007): Surface features of uniaxial tensile fractures and their relation to rock anisotropy in Inada granite, Int J Rock Mech Min Sci, Vol.44, pp.98-107. https://doi.org/10.1016/j.ijrmms.2006.05.001
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林 為人,高橋 学,藤井幸泰,西山 哲,竹村貴人(2007):一軸引張状態における数種類の花崗岩質岩石と斑れい岩の変形特性,材料,Vol.56,pp.654-659.https://doi.org/10.2472/jsms.56.654
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藤井幸泰,竹村貴人,高橋 学(2007):屋久島の亀甲石の性状,応用地質,Vol.48,pp.90-96.
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藤井幸泰,堀伸三郎,高橋学,竹村貴人,林為人(2006):デジタル立体写真測量による,稲田花崗岩の異方性と一軸引張破断面粗度のちがいについて,応用地質,Vol.47,pp.252-258.
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藤井幸泰,竹村貴人,高橋学,林為人,赤岩俊二(2005):異方性を考慮した稲田花崗岩の一軸引張割れ目の特性,応用地質,Vol.46,pp.239-243.
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藤井幸泰,堀伸三郎(2004):写真測量を用いた割れ目の三次元位置観察の例,地質学雑誌,Vol.100, pp.251-253.https://doi.org/10.5575/geosoc.110.251
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藤井幸泰,堀伸三郎(2003): 白山甚之助谷地すべりの別当谷側壁でみられる地質構造.地すべり学会誌,Vol.40(4), pp.53-56.https://doi.org/10.3313/jls.40.4_311
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藤井幸泰(2000):中部日本東濃地方,土岐花崗岩中の割れ目解析,地質学雑誌,Vol.106,pp.249-263.
所属学会
地盤工学会,日本応用地質学会,土木学会,岩の力学連合会,日本写真測量学会,日本地質学会
社会・学会活動
2009年4月~ 地盤工学会ATC19(遺跡地盤)委員会 委員
2009年9月~ 日本応用地質学会編集委員会 委員(2012年4月~2018年3月 幹事)
2012年4月~2018年3月 日本応用地質学会総務委員会 委員
2012年5月~2015年3月 地盤工学会関東支部 土木史跡委員会 委員
2013年4月~2014年3月 日本地質学会選挙管理員会 委員
2014年9月~2017年3月 地盤工学会断層合同委員会 幹事
2015年4月~2016年3月 地盤工学会関東支部歴史遺産検討委員会 幹事
2016年4月~2018年3月 土木学会関西支部 歴史的地盤遺跡の保全と活用に関する研究委員会委員
2016年4月~ 地盤工学会関東支部 歴史遺産地盤工学研究委員会 委員(~2018年3月 幹事)
受賞歴
2005年 日本応用地質学会ロゴマークコンテスト最優秀作品賞受賞
2007年 岩の力学連合会フロンティア賞受賞
2017年 地盤工学会事業企画賞受賞(共同受賞)
授業担当科目
地圏環境工学など
教育・研究に対する考え方
科学や自然現象を理解する方法は一つだけではありません.文章のような記述で理解する,あるいは写真や図のような視覚で納得出来たり,同じ現象を方程式で表現もできます.どの方法でも良いので自分の頭で納得し,知識として蓄えることが大切です.
土木構造物は大地の上に成り立っています.フィールドワークを通した現地での観察や計測,試料やデータを室内に持ち込んでの実験や解析を行い,構造物と大地をまるごと理解することが,私の研究の目標です.