一年生のオープンラボ実感教育の下見に行ってきました. 
(河川を専門としている私としては,おはずかしながら工事現場についてほとんど知識がないため,かなり興味深かったです.)

実感教育では,名古屋高速の工事現場を回ります.
下見は,名古屋高速4号線(山王JCT〜東海I.C)の開通直前区間と10月11月に見学現場となる場所へ行ってきました.

どこも高速が開通したら絶対歩けない場所です…


もうすぐ開通する区間の現場へ行きました 
仕上げのアスファルトを舗装しているところです.
この区間は4cm不透水性の舗装,その上に4cmの高機能舗装(音を吸収し,水を通す)をしているそうです.
↓これは,いっきに8mも舗装できる機械.
 


ローラーで左の機械で敷いたアスファルトに圧力をかけていきます.しっかり填圧するように,GPSで機械の動きを管理してチェックしているそうです.




高速道路にはいろんな工夫がされています
これは,高速道路の水を吐くための排水口ですが,蓋はしっかり鎖でとめられ,飛ばないようになっています.

 
Q 高速道路の防音壁になぜか窓…
なんだと思います??


A:街路灯の根元の点検用の窓です.
安全に走行できるように
細かなことまで
いろんなところに工夫がされているんですよね.


 現場見学のときは,学生でもヘルメット,安全帯等の着用が義務付けられています.
1年生もいけるのでしょうか??




高速道路が新幹線の上を通る区間の工事です.
ものものしく,かなり強固な橋脚が作られるとか.
場所打ち杭が実施されていました.
 
あんまり良い写真がとれませんでしたが
地下鉄を避けて杭を打っている現場です.
港付近は表層の地盤が軟弱なんで50mくらいの杭を打つそうです.さらに高速の下に地下鉄があるため,工事は大変ですね.

まだ接続していませんが一番端の東海ICです.
円の中に調整池(周辺の雨水をためるための施設)が作られていました.


伊勢湾岸道との接続エリアの現場にも行きました.
開通したら絶対歩けない絶景エリアです.
伊勢湾岸道を上から眺めることができます.


名港トリトンが見えますね.
かなり高い位置にあるため,眺めがいい場所です.

 
ジャンクション部分の工事は,呼び込み方式と呼ばれ,伊勢湾岸道から名古屋高速への道は名古屋高速が担当(費用も負担),逆は中日本高速が担当だそうです. 
接続道路には,鉄板が床板に使われています.


本線区間の床板は,鉄筋コンクリートです.写真の奥がコンクリートを打つ前の鉄筋部です.


 

鉄筋はその場で組み立てられ,作業員の手により針金が巻かれます.熟練技ですね.